法案は成立したけど。。そもそもクラウドファンディングってなに?理解しておきたいその5類型

mountain5月23日、ついに「クラウドファンディング法案」が成立しました。金融取引の規制緩和であり、資金調達の幅が広がることで市場の活性化が見込まれています。

そもそもクラウドファンディングとはネット上で不特定多数からお金を集める行為をさしますが、一口にクラウドファンディングといってもいくつかの種類があります。

そこで今回は、法案施行の前にまずは抑えておきたいクラウドファンディングの種類についてご紹介します。

知っておきたい、クラウドファンディングの5類型

クラウドファンディングは3つとか5つとかいくつか分類の仕方がありますが、代表的な5分類をご紹介します。まず、「寄付型」「購入型」「投資型」に三分類し、そのうち「投資型」をさらに3つにわけた5分類です。

■1: 寄付型
文字通り「寄付」です。資金を提供する側は見返りを期待しません。案件も必然的にチャリティー的なものが多くなりますね。
例:JustGiving(ジャストギビング)
寄付型のファンディングは許認可は不要です。

■2: 購入型
「モノ・サービスを買う」という形で資金提供をします。集めた資金でモノ作りをしたりするので、モノ自体はまだできあがっていないのも普通。このあたり通常のECとは違うところですね。もらえるモノ・サービスも、提供する金額の大きさで分けられていたりします。
例:CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
購入型も許認可は不要です。

■3-1: 投資型、うち、貸付型
ネットを介して個人から融資を受ける形態で、ソーシャルレンディングとも呼ばれています。個人が集まって銀行をやっている、という感じですね。資金提供側は「金利」を受け取ります。
例:AQUSH(アクシュ)
「第2種金融商品取引業」の登録が必要です。

■3-2: 投資型、うち、ファンド型
いわゆる「ファンド」で、資金を提供して事業がうまくいったら配当を受け取る、という形態です。プロジェクトを応援したい、という気持ちも大きいようです。
例:セキュリテ
こちらも「第2種金融商品取引業」の登録が必要です。

■3-3: 投資型、うち、株式型
資金提供側がネットを介して未公開企業の株式を取得するカタチです。
こちらは、「第1種金融商品取引業」の登録が必要で、現行の日本の法律ではそれを行うのは基本的に難しい状況です。(広く大衆に株式取得を勧誘するには、上場するのが基本)

おわりに

いかがでしたか。クラウドファンディング法案の成立で盛り上がっていますが、「寄付型」「購入型」は現時点でもそれほどハードルは高くありません。法案は投資型クラウドファンディングの促進を企図しているものであり、その中身についてはまた次回取り上げてみたいと思います。

【参考リンク】
週刊isologue(第165号)良いクラウドファンディング、悪いクラウドファンディング
「2014年はクラウドファンディング元年」:多様化するクラウドファンディングと市場の動き【ゲスト寄稿】
クラウドファンディングの法規制(基礎編)
<クラウドファンディング>全国紙が持ち上げる“株式型”に大きな落とし穴【2】
エクイティ・クラウドファンディングの展開

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