未上場だけじゃない。上場株式の相対取引、その3つの手法

man-62966_1920ベンチャーキャピタルは、いわゆるPE、プライベートエクイティの一形態ともいわれます。PEはその名のとおり非公開株式を対象とした投資。取引所で売買される公開株式と違い、当事者同士の交渉によって取引が進みます。

では上場株式は不特定多数の相手としかやり取りできないかというと、そんなこともありません。時には上場株式であっても相対取引が必要になる場面もありますね。

そこで今回は、上場株式でもできる相対取引の手法についてご紹介します。

■1: ToSTNeTを利用
東証に設けられたToSTNeT市場で行う取引です。
通常の立会市場(いわゆる普通の取引所でのオークション取引)の取り引きでは難しい、大口の取引などに利用されます。
(相対取引は、ToSTNeTの中でも「単一銘柄取引(ToSTNeT-1)」を利用します。)

ただし、ToSTNeTを利用する場合、売買時の株価は直近終値の前後7%以内という縛りがあります。また、証券会社に対する手数料もかかります。

売る側のロックアップで、売買にはToSTNeTしか認められていないケースもありますね。

■2: OTC取引
OTCとは”Over The Counter”の略で、取引所を介さず当事者間で直接おこなう取引をさします。

こちらは市場外での取引になり、証券会社を通しておこないます。株価の縛りはありませんが、やはり証券会社の手数料がかかります。

■3:純粋な相対取引
こちらも市場外での取り引きで、証券会社も通さず契約に基づいた純粋な相対取引になります。

証券会社を通さないため手数料はかかりませんが、代金の直接振り込みやほふりの振替手続きを自分で行う必要があります。

おわりに

いかがでしたか?相対取引というと非公開株式のイメージですが、上場株式でもある程度の大口取引の場合は、市場に与える影響も大きく、相対取引が好ましいケースもありますね。
とはいえ上場株式、ディスクローズの必要有無やインサイダー取引にあたらないか、という点に注意しながら取り引きをすすめたいものですね。

【関連リンク】
OTC取引, オー・ティー・シー

【参考リンク】
ToSTNeT取引
インサイダーFAQ

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