知らなかった!まったく同じなわけじゃない、日本の合同会社と海外LLCの違い

manhattan-336708日本ではまだ馴染みの薄い合同会社ですが、日本版LLPだということを聞いたことがある方もいるかもしれません。LLPとは”Limited Liability Company”のことで、アメリカなどではその利用が急増しているそう。

そんな日本の合同会社ですが、実はそれなりに大きな熱意をもって設立された会社形態です。

日本の合同会社とアメリカのLLC、同じとこ違うとこ

みなさんおなじみの株式会社ですが、定款の自由度が低く取締役会等の機関設計も縛りが多い形態です。一方で、社員の有限責任がみとめられているため出資を募りやすいと言われています。
逆にいうと、2006年の商法改正以前には「社員の有限責任」と「柔軟な定款自治」を両立する会社形態が日本には存在しませんでした。

その願いを叶えるべく登場したのが、日本版LLC、合同会社というわけです。では、本家アメリカLLCとどのような違いがあるのでしょうか。

■1: 法人格を有するか否か
これは、日本もアメリカもYesです。
組合などに比べて、許認可の取得や契約の主体という点で、法人格を有していたほうが通常のビジネスはやりやすいですね。

■2: 柔軟な定款自治が可能か
これも、日本・アメリカともにYesです。
日本の合同会社はそもそも、この「柔軟な定款自治」の実現を主眼に設立されました。

■3: 出資者は有限責任か
こちらも双方Yes。
有限責任を確保しつつ柔軟な定款自治を認める、というのが合同会社の主旨でしたね。

■4: パススルー課税が認められるか
こちらはアメリカLLCではYes、日本の合同会社ではNoとなっています。
パススルーできると二重課税を避けることができるので、組合やベンチャーの出資者はパススルーを望みます。
が、日本の合同会社にはこれが認められていません。法人格がある=課税する、という税法上の原則によるものだそうです。

おわりに

いかがでしたか?日本の合同会社も英語表記はLLC。でもアメリカのLLCとは一部違いが残されているのでした。とはいえ、合同会社ならではの株式会社とは違うメリットがありますので、会社を作る際には選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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