転換できないのも全然普通!?ConvertibleじゃなくなったConvertible Noteの顛末

texas-79940_1920シリコンバレーのアーリーステージ資金調達としてしっかり定着したConvertible Note。投資家サイドは、基本的に将来株式に転換することを想定しています。

ただし、これも投資先が順調に成長した場合の話。時には満期がきても転換できない、なんてこともあるわけです。

そこで今回は、Convertible Noteが転換できなくなってしまった場合の投資家の対応についてご紹介します。

想定どおりに株式へ転換できないConvertible Noteの対応案

■1: 返金してもらう
Convertible Noteは将来株式に転換できる社債のこと。つまりその本来の性格は貸付であり、期限が来たら返済してもらうのはおかしいハナシではありません。

■2: 転換期限を延長する
Convertible Noteの期限は半年~2年程度が一般的。その間に条件を満たした資金調達をすると株式に転換することができます。設定期間で条件を満たさない場合は、期限を延長するというのも一つのオプション。ただ、期限内で資金調達できていないということは事業がうまくいっていないケースも多く、延長すればうまく転換できる日がくるというわけではありません。

■3: 普通株式に転換
通常Convertible Noteの転換先は優先株式。ただし、資金調達がない場合、想定していた優先株式自体が発行されないことになります。そのため、普通株式に転換させるという手段もあります。

■4: 債権放棄
期限を延長したり普通株式に転換したところで、事業がうまく言っていない場合はあまり意味がないもの。その場合、返金してもらうのが一番いいのですが、返金するだけのお金が残っていない、ということのほうが多かったりします。そんなとき、変にいざこざを起こすよりもスッパリあきらめてしまう、というのもVC投資では普通の選択のようです。

おわりに

いかがでしたか。まだ起業したばかりのころに投資するだけに、そのあとうまくいかないなんてケースはごく普通です。シリコンバレーでは、Convertible Noteの取り立てを行うようなVCはコミュニティから追い出されるとも聞きます。つまり泣き寝入りするのが普通。少しやるせない気もしないでもないですが、ときにはあきらめも肝心かもしれませんね。

【参考リンク】
Convertible Equityについて

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