どこまでシンプル!?YコンビネーターのSAFE、Convertible Noteとの2つの違い

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シリコンバレーではすっかりおなじみのConvertible Noteですが、「シリコンバレー最強のスタートアップ要請スクール」Y combinatorはConvertible Noteに変わる新たな投資テンプレート「Safe」の導入を開始しています。

Safeは”simple agreement for future equity”の略で、Convertible Note的なものをよりシンプルにしたもの。2013年12月に公開されていますが、投資の現場でもちらほら実物を見かけるようになってきました。

そこで今回は、SafeについてConvertible Noteとの違いをご紹介します。

Safe、Convertible Noteとの2つの違い

■1: 満期がない
Convertible Noteは借入であり、1年~2年ほどの満期設定がされます。当然満期が来たら返済や、状態によっては期限の延長などが必要になります。Safeは概念的にはエクイティのため満期の設定が不要で、煩雑な業務から解放されます。

■2: 利息がない
こちらも同様、Safeは借入ではないため利息という概念がありません。基本的には投資家側も利息で稼ごうと思っていないにもかかわらず、借入という形態をとる場合利息を設定せざるを得ないとされています。スタートアップ側もそもそも利息を払おうなんて思っていないので、こちらも手間を減らせますね。

デメリットはないのか

Safeの利用はまだ始まったばかり。運用上不透明な部分もあり、デメリットと考えられる部分もあります。

もはや借入ではないので会社破産時に債権者よりも株主よりも優先度が下がるかもしれない。満期がないため永久に身動きがとれなくなる可能性もゼロではない。また、会計上の取り扱いもいまいち定まっていない部分もあるようです。

おわりに

いかがでしたか?Convertible Noteの悪い部分を削ったとされるSafeですが、実態はConvertible Noteとほとんど同じともいわれいてます。用意されているテンプレートも4種類あり、本当にシンプルになったのでしょうか。。ただ、Y combinatorの卒業生は今後Safeを使用するはずです。どこまで普及するものかまた情勢を見守っていきたいところです。

【参考リンク】
Y Combinatorが‘より株式投資に近い転換社債’Safeの運用を2014年より開始
SAFE FINANCING DOCUMENTS
Convertible Equityについて
Y CombinatorのSAFE投資解説

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