だからイノベーションが生まれない!?ベンチャー企業を取り巻く環境、US vs 日本

night-68073_1920近年、日本のスタートアップ業界もずいぶん盛り上がりをみせていますね。一頃は、日本からはイケてるスタートアップが出てこないと揶揄されていたものです。

業界関係者のみならず、アカデミックの世界や政界からも、日本は(シリコンバレーに比べて)ベンチャー企業を取り巻く環境が整っていないと叫ばれていました。

近頃では大分改善されている部分もあるとは思いますが、今一度、日本ベンチャー企業を取り巻く環境について、USシリコンバレースタイルとの違いを振り返ってみましょう。

日本のベンチャーを取り巻く環境、USとの違いを4つほど

■1:ベンチャーキャピタリストはサラリーマンである
日本のベンチャーキャピタルに所属しているベンチャーキャピタリストは、サラリーマンである。ゆえに、
・人事異動などがあるのでコミットが薄い
・キャピタルゲインと給与が(あまり)連動していない
・自分で事業をやったことがないのでアドバイスができない
などといわれています。もちろん、個人差があるのは言うまでもないですが、自らが元企業家でEXIT済みのベンチャーキャピタリストが活躍するシリコンバレーとはまだ乖離があるようです。

■2:EXITがIPOに限られている
スタートアップがそこそこの規模でGoogleやOracleやFacebookに買収される、というのはシリコンバレーでは日常茶飯事。日本でもヤフーや楽天に買われる会社はなくはないですが、まだまだ少数派。出口を見たときにIPOに過度に依存している、逆にいうと、IPOできないとExitできない、という状況がエコシステムとしては片手落ちのようです。

■3:資金の出し手が限られている
USではVCの出資者は年金基金などの機関投資家がメイン。一方日本では、金融機関系はグループの銀行、事業会社系は自社100%のVCといったケースが多い。

日本で機関投資家が参加しにくいのは、VC運用は株式市場との相関が高いためにオルタナティブ投資にならないという理由もあるようです。また、出し手が身内のために、VCへのけん制が効きにくく成績が悪い時のお咎めが弱い、ということも発展を阻害している一要因とされています。

■4:労働力の流動性が低い
こちらも十数年前に比べれば大分改善されているのかもしれませんが、能力の高い人がまだまだ大企業に集まっているというもの事実。
企業家だけでなく、ベンチャーで働こうと思う人材がもっと増えてくると、より活性化が進むのは確かではないでしょうか。

おわりに

いかがでしたか。このあたりの問題提起や、議論はいたるところでされていますし、日本の環境もどんどんよくなってきているように思います。環境整備がすすんで、もっと日本発のイノベーションが生まれてくるとステキですね。

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